金曜日

睡眠薬 ロヒプノール

睡眠薬の一つであるロヒプノールは、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。作用時間は中間型に入ります。

ロヒプノールの特徴としては、脳のGABAと呼ばれる中のベンゾジアゼピン受容体に作用して、鎮静作用、睡眠増強作用、等に効果があります。

適応される症状は不眠症が主ですが、麻酔前にも使用されます。

成人の場合は、一回につき0.5mgから2mgを寝る前に服用します。高齢者の場合はふらつきなどの危険性もありますから、やや少なく処方されると思います。

注意点としては、服薬を忘れた場合でも2回分を一度に服用することは避けなければなりません。それと自分の判断で勝手に服薬を中断したり、睡眠薬の量を多くとることもよくないので、やめましょう。

飲酒も睡眠薬の作用を増強しますから避けた方がいいです。

妊娠中はや授乳中は医師に相談してください。

火曜日

睡眠薬の依存性について

よく睡眠薬をずっと服用し続けるとあまり良くないとか、依存性があるから睡眠薬を飲まないと寝れない体になるのではとか言った考えが多いようです。

確かに以前のバルビツール系の睡眠薬が主だったときは、脳の活動を全体的に抑えて眠らせるような強力な睡眠薬が多かったようですが、現在はベンゾジアゼピン系の副作用も少なく、依存性も少ない安全な睡眠薬になりましたから、あまり依存性に関しても気にすることはないと思います。

ただ中には、大量に睡眠薬を一気に服用される方もいるかもしれません、医師の処方以上に睡眠薬を飲み続けることはたしかに依存性が増してしまう可能性はあります。

ですから、自分の意思で勝手に量を多く長く服用することは避けた方がいいです。依存性になってしまうと睡眠薬を飲まないと寝れない体になってしまうかもしれません。

医師の処方通りに一定の量を守って睡眠薬を処方していれば、依存性がでることはないと思います。今までのテレビとか情報に惑わされないようにしましょう。

金曜日

睡眠薬とアルコールの関係

睡眠薬とアルコールを一緒に飲むということは、よくないことなので是非やめた方がいいとは思いますが、では一体なぜ睡眠薬とアルコールは一緒に飲むとだめなのかという原因について説明したいと思います。

まず睡眠薬という物質とアルコールという物質は、両者とも脳の中枢神経に働きかけるものです。両者とも精神を落ち着かせて体の緊張感を取り除きます。

だからアルコールを飲むといい気分になるわけですが、ただでさえ睡眠薬は脳に働いて落ち着かせる効果があるのに効果が似ているアルコールを飲むともちろん、睡眠薬の効果が何倍にも増えてしまいます。

よく眠れない人は、わざとアルコールと一緒に睡眠薬を飲んで無理やり眠ろうとしますが、このように一緒に飲んでしまうと、睡眠薬の効き目がだんだんと薄れてきて、結局はアルコールを飲まないと眠れない体になってしまうこともあります。

また、睡眠薬とアルコールを同時に飲むと、翌朝まで眠気が残り、非常に体がだるい感じがすることもあります。

睡眠薬を処方する医師からもそのような注意はされると思いますが、改めてアルコールを普段から飲む方は睡眠薬を服用している期間は、お酒は飲まないようにした方が良いです。

月曜日

睡眠薬の副作用について

睡眠薬にも副作用はつきものです。特にベンゾジアゼピン系の睡眠薬の場合、その副作用として依存性が増すという副作用が考えられます。

依存性が増すと、睡眠薬を飲んでも体がそれに慣れてしまって、なかなか効果が出なかったり、睡眠薬を飲まないと眠れない体になってしまいます。

このような依存症状が出ると、せっかく不眠症を治すために睡眠薬を服用していても意味がありません。

ですから依存症状が出ないようにするために、長期間に渡って睡眠薬を服用し続けることはあまりしない方が良いです。

もちろん医師もそのことは分かっていますから、長期的に処方することはしないと思いますが、中には病院を色々と変えて睡眠薬を処方してもらう方もいると思われるので、そのようなことはせずできれば少量でなるべく短期間での睡眠薬の処方を考えていきたいものです。

睡眠薬の副作用は依存症錠だけでなく、吐き気や動悸、下痢、頻脈などの身体的な副作用もありますから、すぐに医師に相談して正しい説明を受けたり、薬の量を調節してもらったり、他の睡眠薬を処方してもらったりした方がいいです。

土曜日

睡眠薬 アモバン

アモバンはシクロピロロン系の超短時間型の睡眠薬です。主に不眠症に用いられます。

アモバンの効果は、より深い睡眠と、睡眠時間を増加させること、眠りにつくまでの時間の短縮などの効果が他の睡眠薬のなかでも特徴的な効果です。

不眠症といっても様々なタイプがあるわけですが、その中でも入眠障害がある場合には、アモバンが適しているのかもしれません。

それとふらつきが気になる高齢者の方にも、超短時間作用型の睡眠薬なのでよく使用されるかもしれません。

あまり長期に服用していくと、睡眠薬の場合依存が増す場合もありますので、アモバンのような血中半減期が少ない睡眠薬であっても、連続しての処方はされないと思います。

また、服用中はアルコールや授乳は控えた方がいいです。

短時間作用型の睡眠薬なので、次の日まで眠気を持ち越すことは、ないかもしれませんが、やはり若干集中力や反射神経が低下するので、服薬を終了してから一週間ほどは車の運転もしない方がいいと思われます。

火曜日

睡眠薬 サイレース

睡眠薬のサイレースは、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。作用時間としては中間型に位置する睡眠薬です。

主に不眠症、麻酔に使用されます。

サイレースの特徴は、脳内のGABAニューロンにある受容体に結合することによって、GABAニューロン系の作用を増強することによって、鎮静、睡眠作用を促すという特徴があります。

このGABAと呼ばれる受容体は、精神を安定させることがわかって最近ではチョコレートにもGABAに作用するものが売られています。

通常はサイレース等の睡眠薬は、就寝前に服用するのが原則です。飲み忘れた場合に、次の日に飲むようなことは避けなければなりません。

それと勝手に飲む量を増やしたり、効果がないからといって勝手に中断すると、不眠症などに逆効果になるので、まずは医師に相談することが重要です。

それとアルコールと一緒に睡眠薬を飲んだり、妊娠中は避けるというのも行ってはならないものです。

水曜日

睡眠薬 レンドルミン

睡眠薬であるレンドルミンはブロチゾラムという薬剤を使用した睡眠薬で、日本ベーリンガーという製薬会社が作ってます。

主に使用される症状では不眠症に用いられます。他にも麻酔前に使用されることもあります。

レンドルミンの作用としてはベンゾジアゼピン系の睡眠薬と同じで、短時間型に作用します。

不眠症といってもいろいろとありますが、レンドルミンは服薬してからだいたい15分から30分以内に効果が現れますから、入眠が困難なケースの場合は効果があります。

短時間作用型なので、次の日にも眠気が残ってしまうことも少ないようです。

睡眠薬レンドルミンの注意点としては、アルコールと一緒に服用することはダメです。それと服用するときは必ず寝る前に服用します。妊娠中にはできるだけ服用は避けたいところです。

処方に関しては、不眠症の場合はレンドルミン0.25mgを寝る前に服用するケースが一般的だと思われます。

土曜日

睡眠薬 マイスリー

睡眠薬マイスリーは、主に不眠症に用いられる非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。

特徴としては、脳の中枢神経のGABAと呼ばれる受容体に作用して催眠鎮静作用をもたらします。マイスリーの分類としては、超短時間作用型の睡眠薬になりますから、作用時間は短いです。

不眠症には効果はありますが、たとえば統合失調症とか躁うつ病などにおける不眠には効果がないようです。
依存性はあまり強くないですが、ある程度の精神依存があります。

注意点としては、服用を勝手に中断すると、逆に不眠症状が強く出てしまったりしてしまいます。また、服用を長期間続けていると、依存を形成してしまうので、意味もなく長期間服用し続けるのはあまりよくないと思われます。

成人男性の場合は、就寝前に1回5mgから10mg服用するのが通常です。高齢者の場合は処方量を少なくして服用します。