火曜日

睡眠薬 ダルメート

ダルメートはベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、長時間作用型に分類されます。脳内GABA受容体に作用し、催眠作用を促します。

ダルメートの適応となる症状は、不眠症と麻酔前に投与するときや、うつ病で睡眠がよくとれないときなどにも用いられるケースがあります。

基本的には就寝前に、10mg程度を服用します。それでも効果がない時は薬の量を増やしたりしますが、最高で30mgです。

注意点としては、飲酒、自動車の運転、授乳等はダルメート等の睡眠薬を使用中は避けなければならないでしょう。

不眠症といっても、夜間ミオクローヌスなどが原因での不眠症状や、夜驚症などの症状には効果がなく、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる、特にいびきを多くするタイプでは、無呼吸をさらに増強してしまう可能性があるのでダルメートなどの睡眠薬は使用されないです。

金曜日

不眠症と睡眠薬について

不眠症になると睡眠薬ばかりに頼るとよくないと考えて、躊躇してしまう方もいるようです。これは依存性があると思うからだと思いますが、不眠症を自然に治療できればいいですが、睡眠薬を使用することは決して悪いことではありません。

不眠症治療をする際にはまず、自分の症状を把握することが必要だと考えられます。

不眠症といっても様々で寝つきが悪いタイプ、夜中に目が覚めるタイプ、全く眠ることが困難なタイプなど不眠症によっても千差万別です。

睡眠薬を使用するには、まず自分がどのような症状なのかということをしっかりと医師に伝える必要があります。そうしないと自分に合っていない睡眠薬を使用しても不眠症はよくなりません。

睡眠薬は不眠症を治療する上で、サポートになるものです。うまく睡眠がとれるようになったら睡眠薬を徐々に減らしながら不眠症を克服していくわけです。

依存しすぎることは当然よくないことではありますが、風邪をひいたら薬を飲むように、不眠症の場合でもある程度薬に頼ってもいいということです。もちろん医師の処方は守らなければなりません。

土曜日

睡眠薬 ベンザリン

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬として、日本で初めて使用されたのがニトラゼパムという薬剤で、有名なものだとベンザリンという名前で出ています。

ベンザリンの特徴としては、中間型の作用時間から長時間型に分類され、睡眠作用だけでなく、抗不安作用、抗けいれん作用などがあります。

主に不眠症に用いられますが、比較的作用時間も長いので、翌日まで薬が残ることもあり、日中に眠気が残る場合もあります。

ですから、あまりにも日中までに眠気が残る場合は、短時間型の睡眠薬に変えた方がいいかもしれません。

ベンザリンを服用するときは、必ず寝る前に服用します。飲むのを忘れたからといって、まとめて飲んだり、寝る前でなくもっと早い時間に服するのは止めた方がいいでです。

もちろんアルコールは睡眠作用を増強するのでやめましょう。