月曜日

睡眠薬と健忘症の関連性

睡眠薬を服用している方で、短期間ではありますがその時の状況が思い出せない健忘症の症状が出る場合があります。

健忘症とは、一時的に記憶がなくなるもので、睡眠薬を処方していれば必ず起こるわけではなく、普通に処方していれば問題は起きないのです。

ただ、通常睡眠薬は就寝前に服用するのですが、服用したにもかからわずそのまま起きていたりするとたまに起こるそうです。


なぜそうなるかといえば、睡眠薬、特にハルシオンなどは脳の機能をマヒさせて眠りにつかせる機能を持っていますので、起きていたとしても脳の半分は動いていないということになるのです。

そうなると健忘という症状が現れるのです。

さらにアルコールを併用していれば、当然脳の中枢神経は活動をやめてしまいますから、健忘症状が出ます。

健忘症を防ぐには当然のことながら、すぐに寝るということが大事になってきます。

火曜日

睡眠薬 ユーロジン

ユーロジンもベンゾジアゼピン系系睡眠薬の一つで、作用時間は中間型に入ります。作用は他の睡眠薬と同様に大脳辺系のGABA-BZ受容体に作用し、鎮静催眠作用や抗不安作用をもたらします。

適応される症状としては、不眠症が主で作用時間が中間型なので、多少翌日の昼間でも眠気が残る場合があるでしょう。もしあまりに昼間に眠気やふらつきがあるようならば、医師に相談して短時間作用型の睡眠薬にした方が良いかもしれません。

ユーロジンの処方で注意したいのは、必ず就寝前に処方するということです。飲み忘れたからといって変な時間に服用しないようにしましょう。

不眠症がユーロジンを服用することによって改善が見られた場合でも、急に服薬を中断すると逆効果にもなるということですので、徐々に薬を量を減らしていくという流れになると思います。

アルコールは当然睡眠薬の効果を増強してしまうので避けるべきで、妊娠中も使用しない方がいいでしょう。

抗不安薬
抗精神病薬
精神科情報

土曜日

睡眠薬 ロラメット

ロラメッとはベンゾジアゼピン系の睡眠薬であり、脳内のGABA受容体に作用します。作用時間としては比較的短時間で、血中半減期は10時間ほどです。

主に不眠症に用いられ、特に短時間作用ということもあり、眠るまでに時間のかかる方にとって向いている睡眠薬といえます。

人によっては、ロラメットの場合短時間作用なので夜中に目が覚めてしまったり、早朝に目が覚めてしまうということがある場合は、もう少し作用時間の長い睡眠薬に変更した方がいいかもしれません。

ただし、ロラメットは短時間作用型なので、朝型や昼にまで眠気が残るということはありません。

不眠症に対しては、ロラメッと1mgから2mgを就寝前に服用することが多いと思います。眠気が朝まで残る、高齢者の場合や、集中力の低下が多くみられる場合は医師に相談して見ましょう。